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とある限界女子大生の近況報告 腐ってます

一日1000文字書くのを大体50日間続けてみた

一日1000文字書くのを大体50日間続けてみた

 

どうも、お久しぶりです。以前から言っていた「1000文字の二次創作短編を一日一個書き続ける」というチャレンジがつい先日50日を突破したのでここらで一度備忘録と反省を行おうかなと思います。なんやかんやで大学が忙しかったりバイトで疲れていたりと一日一個順調に書けたわけではないので実質60日くらいかかってるんですけど、まあ、それはそれ。

 

以降、ゲーム「ツイステッドワンダーランド」の腐向け要素が含まれる恐れがあるのでご注意ください。苦手な人はブラウザバックしな!

 

あとこれは別に小説初心者向けの講座でも何でもない、ただの備忘録反省日記なのであんまりそう言うことには期待しないでください。たぶんはやみねかおる先生の文章の書き方説明してる本とか読んだ方が良いよ。

というか前提として、私は小学校六年生からずっと一字も二次も含め小説を書いているので、このチャレンジを始めたときに小説を一文字も書いたことがない完全初心者ってわけじゃないんですよね。というわけで今回のブログは「今まで気が向いた時に感覚で小説を書いていた女が小説の練習をしてみた」みたいな位置づけで読んでください。

 

まず今回いちばんの問題は「目的を明確にしないまま始めた」ということですね。大学もオンラインだし暇だから(そんなことはないけど)、とりあえず「同人女の感情」でやってた800字100日チャレンジでも初めて見ようかなー、という気概で始めたのが良くなかった。ちなみに800字と言う字数はどうにも私に向いていなかったので私は「SS文庫メーカー」で大体四枚程度に収まる字数(1200~1500)を意識して書きました。

そもそも文章の上手い下手とは超抽象的なものです。漠然と「文章上手くなりてぇ」って思っていて漠然と書き続けるだけでは多分うまくならない。ということに50本書いてようやく気付きました。根本的に頭が悪いんですね、私は。質より量、という考え方が強かった。漠然と50本書いてるだけじゃあ、そりゃあある程度見せられるものにはなるかもしれないだろうけど限界ってものがあるんですね。

あと「あまり過去作の読み返しをしなかった」というのもあります。これ大事ですね。基本中の基本ですけど。なんとなく気持ち悪い文章運びってその場で読んだときには気づかないものなので。ただ、これに関しては100本書ききれたら自分で加筆修正を加えつつ本にする予定なので、その時にまた見直していこうと思います。というのも、このチャレンジの良いところは「今日はあんまりだったな、よし明日はもっと頑張ろう」という切り替えが早くできるところなので。いいねやRTがそんなにつかなくても明日頑張ろうってなれるし。適度に読み返し、適度に過去のことは忘れ。

「似たような話、言い回しが多い」というのもあります。これは本当に悩んだんですけど、でも50本も書いてたらしょうがないよなぁ……という気持ちもあり。未だに解決策が見つかっていません。困るね。なんとなくインプットが大事なんだろうなぁとは思っているので最近またちょこちょこ本を読んでるんですけど、シンプルに時間が無くて無理です。大学、クソが……。

他にも反省点はいろいろあるんですけど、ここら辺で。まだ50日(正確にはこのブログを書いている時点で残り45本)あるので、以降意識していくことを綴っていきたいと思います。とにかく「何を目標にして」「何が上手くなりたくて」文章を書くか、ということを明確にするのはめちゃくちゃ大事だと思います。かと言ってこの50日が無駄だったともあんまり思わないんですよね。量を重ねることも大事なので。

 

①得意を伸ばす

 小学生の塾みたいなこと言ってますけど、これは本当に大事だなという気がします。得意というほど得意でもないんですけど、多分私がいちばんまともに書けるのって三人称一元視点なんですよ。逆に三人称神視点は苦手。一人称視点は視点を据えるキャラによって違うんですけど、リドルくんやケイトなら割と書ける、トレイもまぁまぁ。逆にフロイドは無理です。フロイドは三人称一元でも無理。あとはモブ視点、特に女の子の一人称は割と書ける気がします(お前が書いてるのは男子校が舞台のBLなのに!?)。

 というわけで私は「三人称一元」と「モブ目線の一人称」が比較的書ける、わけですね。いや言い切っといてなんですけど自信ないね……。

 ただまぁ、最初のころは私も「いろんな視点で書けるようになろう!」と思っていたんですけど、よく考えたら自分が二次の小説読むときってあんまりそう言うこと気にしないし、だったらその人が得意の文体で読んだ方が良いよなぁと思った。なので以降はこの二つをメインで書いていきたいと思います。

 

 じゃあ伸ばすためにはなにをしたらいいかというと、まず私の三人称一元の文章ってバランスが結構悪いんですよね。セリフが一つ、二つ、地の文が三行くらい、またセリフが一つ、二つ……このテンポの繰り返しになりがちな気がします。地の文が一行くらいの時もある。これに気づいて、50日書いた後に書いた一万字強の長編ではこのテンポをなるべく崩すようにしました。具体的にはセリフを二個以上繋げて見たり、地の文の長さを崩してみたり。「単調」からの脱出。難しいんだこれが。単調から脱出しようと地の文を長くしたりすると、なんか不自然な情景描写が入ったり回りくどくなったりする。しかも最近気づいたんですけど、このバランスって物語のスピード感に大きく作用する気がするんですよね。セリフと短い地の文が続けば物語のスピードは速くなるし、逆に地の文が長ければ物語のスピードはゆっくりになる。こういうところをいじろうと思ったらあえて単調にして見たり冗長にしてみたりというのもありだと思う。小説っておもしれ―。

これこそ「練習」ですよね。多分私が立つべきスタートラインはここだったんですよ。自分の文章を分析して、問題点を見つけて、その解決方法を書きながら探っていく。これに気づけただけども50日書いた甲斐あったなって思います。

 

②漢字をひらく

 ここからは具体的な策になります。まずこれ。漢字をひらく。これめちゃくちゃ苦手なんですよね。というかこの技法自体、最近知りました。今まで小説を書く上で意識もしてこなかったんですけど、確かに漢字ってひらかれてる方が絶対読みやすいんですよ。やわらかいし。「涼宮ハルヒの憂鬱」ってラノベあるじゃないですか。あれを私が読んだのは小学生の時だったんですけど、そこで「春日」という名前に対するキョン(主人公)の所感みたいなのが書いてあって、確かに彼女は「はるひ」というよりは「ハルヒ」だよなぁと思ったのをふと思い出しました。以上雑談。なにが言いたいかというと漢字をひらくってめちゃ大事ってこと。ただやりすぎると頭が弱い感じもしてしまうし、いい塩梅を見つけたい。これが残り50日の課題。あと難しい言葉を使いすぎない。小説ってなにも小難しい言葉を並べて書くものではないので。

 

③ポエミーになりすぎない。

 花言葉を捨てろ。石言葉を捨てろ。キスする場所に意味なんてない。ロマンティックとポエミーなんてクソくらえだ。

 まあ私の個人的趣味嗜好ですけど、あんまり花言葉とかにこだわりすぎると安っぽくなる気がしています。いやこれは本当に個人の感覚なので、困ってしまうけど。少なくとも私が書こうとしている推しカプはあんまり花言葉とか気にしなさそうだなーって感じ。「彼岸花が静かに揺れた」って文章で彼岸花花言葉を連想させるのは良いけど、そこで反言葉の意味を解説したら無粋な気がする。そもそも花言葉自体だいぶ押しつけがましい感じはしますよね。「説明し過ぎない」というのは大事、後述。それと同じ理由でいくら三人称一元、一人称だからと言って地の文がポエミーになりすぎるのもよくないなぁと思いました。推しの瞳を宝石に例えるの、よくやっちゃうけどあんまり多用すると三人称の良さが消えてる気がする。でも推しの瞳って宝石なんだよな……。

 まああんまり比喩表現とか「間接的にわかる」みたいな表現を多用し過ぎないってことですかね。これはうまい文章と言うよりもむしろ自分があとで読み返して背筋が凍らない文章を書く上でのコツな気がします。

 

④説明し過ぎない

 先ほども述べたんですけど、本当にこれ大事ですよね。例えば主人公が来ている服が「喪服」と直接書かれるよりも「夏に似合わない黒いスーツ」とか書いた方がなんとなく良い気がする。それが式場とかでないなら特に。「ひっそりと死を悼む気持ちはあるけれど、それを誰かに知らせるようなタイプではない」という人間を書くのであれば特に。そりゃあめちゃくちゃ考えて設定練ってるから全部書きたいんだけど「気づいてくれ……」という気持ちを込めて匂わせ程度にしておくのも大事だと思います。けど本当は全部解説したいしマシュマロとかでそれ指摘されるとハッピーになっちゃうね。「難しい言葉を使いすぎない勇気」「練った設定を全部書かない勇気」が時には大切だとツイッターで見ました。

 

⑤サボっても続けること

 ぶっちゃけ何日かサボったり二日に一回になったりしてるんですけどそりゃあ大学生だしバイトもしてるし小説は趣味でしかないのでしょうがないよね。サボっても良いけど書き続けること! 大事!

 

 以上! あんまり目標を作りすぎると途中で折れてしまいそうなので以降50日はとにかく目的をこの五つに絞って練習をしていきたいと思います! がんばるぞぅ。